お疲れ様です。しがないWEB広告屋です。
未経験からWEB広告業界への転職を検討し、ネットで情報収集をしていると、「WEB広告代理店 きつい」「激務」「やめとけ」といった言葉を目にして不安になる方も多いと思います。
本記事では、新卒で入社したベンチャーのWEB広告代理店でテレアポや運用を泥臭く経験し、現在は大手WEB広告代理店でクライアントの矢面に立つ「アカウントプランナー(営業・フロント担当)」として働く私が、「未経験でのWEB広告代理店は本当にきついのか」という疑問に、綺麗事一切なしで回答します。
結論から申し上げますと、「何の武器(実務スキルや知識)も持たずに未経験で飛び込むと、想像以上にきつい」というのが現場のリアルな現実です。
しかし、その厳しさを事前に理解し、適切な自己投資をして「防具」を身につけておけば、確実に壁は乗り越えられます。現場のリアルな実態と、地獄を見ないための生存戦略を包み隠さず解説します。
📞 理想と現実。未経験ベンチャーで味わった地獄の1年
「WEB広告業界はパソコン一つでスマートに働く、華やかな業界だ」というイメージを持っていると、入社直後に必ずギャップに苦しみます。私自身が新卒でベンチャーのWEB広告代理店に入社し、最初の1年間で味わったリアルな実体験をお話しします。
終わりのないテレアポ営業に消耗した最初の半年
入社して最初の半年間、私の仕事はひたすら新規開拓の電話をかけ続けることでした。1日に50件から100件のリストに電話をかけ、当然のように大半は冷たく断られ、ガチャ切りされる毎日です。
(念の為背景をお話しすると、私自身はテレアポをする覚悟で入っているため、ウェブマーケティングをしたいと思って入社したのに全然マーケティングと違う事をしている、というギャップはなかったです。)
ただ断られるだけならまだ耐えられますが、本当にきついのは夕方の上司への報告でした。その日にアポ(商談の約束)が1件も取れていなければ、精神的に追い詰められていきます。
加えてしんどいのは、仮にその週の目標アポ数を達成し、一時的に安堵できたとしても、翌週の月曜日にはまた数字がリセットされ、ゼロから同じように一生走り続けなければならないという事実です。目標に向かって永遠に続く徒労感は、未経験の若手にとって非常にしんどい期間でした。
ノウハウゼロの環境で手探りの運用を強いられた次の半年
テレアポがしんどくなってきたのもありますが、WEB広告自体の面白さにも気付き、広告運用部隊への異動を希望しました。ただし当時の会社には、広告運用に関する体系的なノウハウが一切蓄積されていませんでした。分からないことがあっても頼れるマニュアルはなく、質問できる上司すら十分な知見を持っていません。
WEB広告の管理画面や仕様は頻繁にアップデートされます。その変化の中で、全てを自分で調べ、どうすればCPA(顧客獲得単価)が下がるのかを、一人で手探りのまま合わせにいく孤独な作業は、プレッシャーと不安で押しつぶされそうになる経験でした。
💼 大手でも続くプレッシャー。他人の予算を預かるリアル
ベンチャー特有の泥臭い環境を抜け出して、体制の整った大手代理店に行けば楽になるのかというと、決してそうではありません。 私は現在、アカウントプランナーとしてクライアントと直接向き合うフロントの立場にいますが、「他人の事業予算を預かって成果を出す」という責任の重さは、未経験者が想像する以上にシビアです。
コンペに勝つための「強気なシミュレーション」の裏側
月に数千万〜数億円という大きな広告予算を持っている広告主(クライアント)は、当然ながら複数の代理店を競合させて比較(コンペ)を行います。
そもそも複数商材やサービスを持っていることもあり、商材やサービスごとに代理店が異なるということがほとんどです。
コンペの場合は代理店側が「これくらいなら確実に達成できます」という保守的で無難なシミュレーション(目標数値)を提示していては、そもそも案件を獲得することができません。他の代理店は少しでも自社を良く見せようとするため、弱気な提案しかできない代理店には仕事が回ってこないからです。 そのため、私たちは他社に勝つために、必然的に「かなり攻めた(強気な)シミュレーション」を出すことになります。
未達時の責任と、赤字を切る精神的負担
強気な数値で案件を受注した以上、実際の運用を行う運用担当者と、クライアントの矢面に立つアカウントプランナーは、その数値を絶対に達成しなければならないという、とんでもないプレッシャーに晒されます。
もし運用がうまくいかず、シミュレーションの達成が見込めない場合、代理店側が自腹(会社の赤字)を切って広告費を補填し、強引に数値を合わせにいくようなケースも存在します。 この状況に陥ると、社内の運用部隊も営業担当も身を粉にして必死に働いているのに、結果として会社には利益が残らず、誰も稼げていないという事態になります。全ての案件がこうなるわけではありませんが、クライアントの事業の浮沈を握っている以上、こうした精神的にしんどい局面は確実に存在します。
🛡️ きつい環境を生き抜くための「防具」の必要性
ここまで厳しい現実をお伝えしましたが、だからといって「WEB広告業界への転職は諦めた方がいい」と言いたいわけではありません。 当時の私がそうだったように、「何の知識も持たずに丸腰で飛び込むからきつい」のです。もし私が過去の新卒時代の自分にアドバイスできるなら、入社前に以下の3つを身につけておくよう強く言います。
- WEB広告の数値を上げていくためのPDCAの回し方
- クライアントに提出し、納得してもらうための資料の作り方
- スクール卒業後も、自ら最新情報を学習し続けていく方法
これらを事前に「WEBマーケティングスクール」などで学んでおけば、入社後に手探りで苦しむ時間を大幅にショートカットできます。
そして何より重要なメリットがあります。事前に実務の全体像を理解しておくことで、「転職活動の面接の時点で、その会社に運用ノウハウや教育体制があるか(=良い会社かどうか)」をご自身の目で見抜くことができるようになるのです。 ノウハウがないブラックな環境を避け、着実に実力を伸ばせる会社を選ぶための「防具」として、事前の学習は非常に大きな意味を持ちます。
🎯 現場目線で推奨する、実務直結型のマーケティングスクール
業界の厳しさを知る人間として、未経験のまま丸腰で飛び込むことは推奨しません。転職活動の強力な武器となり、入社後の壁を乗り越えるための「実務スキル」が身につくスクールを厳選しました。
ワナビーアカデミー(提案力と資料作成を磨く)
代理店業務で最も重要かつ負担の大きい「クライアントへの資料作成と改善提案」を、実在する企業の予算を使って疑似体験できるスクールです。入社前に「他人の予算を運用するプレッシャー」と「PDCAの回し方」を安全な環境で経験しておきたい方に最適です。

デジプロ(泥臭い運用力と管理画面操作に特化)
現場で必須となる各媒体の管理画面の入稿方法と、数値を改善するための分析手法を現役マーケターから徹底的に学ぶスクールです。「入社してノウハウがない環境で、一人パニックになりたくない」という方に、最も理にかなった自己投資となります。

広告運用道場(独立を見据えたプロ水準の思考力)
自ら学習し続ける自走力と、プロとして通用するレベルのレポーティング思考を叩き込まれる実戦形式の環境です。ただ転職するだけでなく、業界のプレッシャーに負けない確かな実力をつけ、ゆくゆくは高単価な副業や独立までを本気で見据えている方におすすめです。

🏁 まとめ:覚悟と準備があれば、理不尽を越えて稼げる業界
WEB広告代理店は、未経験で何の準備もせずに飛び込むと、終わりのない営業ノルマやノウハウ不足、そして数字のプレッシャーに押しつぶされそうになる「きつい」環境であることは事実です。
しかし、事前にスクール等で実務の基礎(防具)を身につけ、良い会社を選び抜く目を持っていれば、話は全く変わってきます。 最初の壁さえ乗り越えられれば、年齢や社歴に関係なく実力で評価され、会社に依存せず「自分の腕一本で稼ぐスキル」が手に入る、非常に見返りの大きい業界でもあります。
ネット上の「やめとけ」という声は、準備不足のまま飛び込んで挫折してしまった人の声が大半です。本気でこの業界を目指すのであれば、現場のリアルを正しく理解し、適切な自己投資を行った上で、自信を持って転職活動に臨んでください。

