【現場で使うもののみ】WEB広告基礎用語集_最初に読むと記事や業界理解が深まる

お疲れ様です。しがないWEB広告屋です。

WEB広告業界に入ると、まず最初に「横文字の洗礼(CPC, CTR, CPA…)」を浴びますよね。 ネットで「WEB広告 用語集」と検索すると、「頻出100選!」みたいな記事が出てきますが、正直に言います。

「そんなに全部、覚えなくていいです」

現場の営業やプランナーが、クライアントとの定例会や社内で実際に使っている用語はもっと限られています。 逆に、管理画面の奥深くにある細かい指標(品質スコアなど)は、今回省きます。

今回は、大手代理店で働く私が「これさえ知っていれば、クライアントと会話ができる(そして私のブログも理解できる)」という、現場レベルの用語だけを厳選しました。

テストに出る用語ではなく、「現場に出る用語」だけをまずはインプットさせたく、下記まとめています。 私のブログの中でもよく出てくる用語になるため、ぜひ最初に見ていただけると他の記事の話しも入りやすいかと思います。

目次

🏗 【戦略】「なぜその施策か?」を説明する用語

「ただ獲得するだけ」ではなく、全体像や狙いを語るための用語です。

  • 認知(ブランド)型 / 獲得(ダイレクト)型 広告の2大目的。
    認知型: 知ってもらうことが目的(YouTube、ディスプレイ広告など)。指標はリーチやImp、BLSなど施策によりまちまち。
    獲得型: 購入してもらうことが目的(リスティング広告やリタゲなど)。指標はCPAやROAS。
  • ファネル ユーザーが購入に至るまでの心理段階(認知→興味→検討→購入)を図式化したもの。 「今はファネルの上部(認知)を広げる施策が必要です」といった使い方をします。
  • アトリビューション(間接効果)期間 管理画面や計測ツール上CVがつく期間。WEB広告のとても厄介なところが、媒体によってもこのアトリビューション期間が違くて正しい評価ができていない事が多いです。
  • リターゲティング(リタゲ) 一度サイトに来たユーザーを追いかけて表示する広告。 獲得効率は良いですが、やりすぎると嫌われます。「リマケ」と言われたりもします。
  • オーガニック(自然検索) 広告枠ではなく、検索結果の無料枠からの流入のこと。こちらのランキングを伸ばすことをSEOと呼んだりします。

💰 お金とゴール関連

まずここが合っていないと話が始まりません。関係者全員が最初に意識する用語です。

獲得施策において目標になる指標
  • KGI(Key Goal Indicator) 最終目標。ビジネスとしてのゴール。「売上10億円」や「利益率20%」など。
  • KPI(Key Performance Indicator) 中間目標。「KGI」を達成するために必要な、「CPA」や「CV数」などをKPIに設定します。特に現場ではKPIの方が話されます。 なぜかというと一番の変数になりやすく、KPIこそ広告運用で見るべき項目だからです。
  • CPA(Cost Per Acquisition) コンバージョン単価(顧客獲得単価)。 獲得案件では必須の用語です。「CPAが合わない(=獲得単価が高すぎて赤字)」という会話を毎日します。
  • ROAS(Return On Advertising Spend) 広告費用対効果。広告費に対して、どれだけ「売上」が上がったか(%)。 ECサイトなど、売上が明確な商材で使われます。(目安:ROAS 500%なら、100万円の広告費で500万円の売上)
  • LTV(Life Time Value) 顧客生涯価値。1人の顧客が生涯で払ってくれる合計金額。 「CPAが高くても、LTVが高いから赤字ではない」という提案をする際に必須です。 とはいえLTVはブラックボックスだったりもするので、案件によっては分からない事もあります。
  • 費用・着地(Cost / Landing) 広告予算の消化状況と、月末の最終見込みのこと。 「今月の着地見込み(予想着地)はどうなりそう?」「ショート(未達)しないように調整して」といった会話で使います。 特に運用型広告では設定した費用通りには着地できないため、とてもシビアになります。
認知試作において目標になる施策
  • 指名検索(指名買い) 「商品名」や「会社名」で検索されること。認知施策ではよくKPIの一つになりがちです。
  • ブランドリフト計測(BLS) 動画広告などを見た人が、本当にブランドを認知したか、購買意向が動いたのかなど、態度変容まで繋がったかを測るアンケート調査。認知施策ではブランドリフトで施策の評価をしがちです。

📊 【基本】広告の挙動を表す指標

「なぜCPAが上がったのか?」「CV数を増やすにはどの指標を意識したら良い?」などを分析・報告する時に使う基本パーツです。

  • インプレッション(Imp / 表示回数) 広告が表示された延べ回数。
  • リーチ(Reach) 広告を見た「人の数(ユニークユーザー数)」のこと。 1人が100回見ても、リーチは「1」です。「どれだけの『人数』に届けたか」を語る時に使います。
  • フリークエンシー(FQ) 1人のユーザーに対して、広告が「何回」表示されたかの平均回数。 「しつこいと思われないか?」を議論する時に使います。 特に認知型広告では態度変容に必要なFQはどのくらい?という話しはよく上がります。
  • クリック数(CTs / Clicks) 広告がクリックされた回数。サイトへの「訪問者数」とほぼ同義。 ただし、計測ツールにより変わるので注意。 よく現場ではこの認識がずれていて、広告のレポートと計測ツール(GA4やAA)と異なるとなります。
  • クリック率(CTR / Click Through Rate) 表示された広告のうち、クリックされた割合。「広告文やバナーの魅力度」を測る指標です。
  • クリック単価(CPC / Cost Per Click) 1クリックあたりにかかった費用。 「競合が多くてCPCが高騰している(=クリックを集めるのにお金がかかる)」という文脈でよく使います。
  • コンバージョン数(CVs / Conversion) 広告の成果地点(購入、資料請求など)に到達した件数。WEB広告のゴールです。
  • コンバージョン率(CVR / Conversion Rate) サイトに来た人のうち、CVに至った割合。「LP(ランディングページ)の接客力」を測る指標です。

💻 【環境】サイト・計測周りの用語

  • LP(ランディングページ) 広告をクリックした後に着地するページ。CVR改善の主役。
  • GA4(Google Analytics 4) Googleのアクセス解析ツール。サイト内でのユーザーの動きを見るための「健康診断キット」。 現場ではクライアント側で持っている事もあり、最初にGA4を見れるかを確認しがちです。
  • GTM(Google Tag Manager) 各種計測タグを管理するための「箱」。 これが入っていないと、広告タグを1つ貼るのにも毎回エンジニアの手が必要になるため、導入必須です。特に獲得案件ではGTMは既に用意があるのかは必須で確認する事項となります。CVを取るためにはGTM原則必須となります。

🗣 【番外編】代理店独特の「会話」用語

広告用語ではありませんが、社内やクライアントとの調整で頻出するビジネス用語(カタカナ語)です。

  • ハレーション(Halation) 元々は写真用語ですが、ビジネスでは「ある施策や言動が、他に(悪い)影響を及ぼすこと」を指します。 例:「この伝え方はクライアントとハレーションを起こさないか?」
  • アップル トゥ アップル(Apple to Apple / AtoA) 「同じ条件(基準)で比較すること」。 例:「去年のデータと比較するなら、季節要因を抜いてAtoAで見ないとダメだよ」
  • マージ(Merge) 「統合する・合わせる」こと。 例:「この2つの提案資料、マージしておいて」
  • ペンディング(Pending) 「保留・先送り」すること。 例:「この施策はいったんペンディングで(=今はやらない)」

📚 さらに細かい用語を知りたい人へ

今回の記事は、あくまで「営業・プランナーが現場で使う」という視点で厳選しました。 もし、もっと網羅的な辞書が欲しいという方は、以下の本がおすすめです。

おすすめポイント
量が365個とかなり多く、図解もあるので分かりやすいです。 正直、現場でも聞いたことのないマニアックな用語や、逆に簡単すぎる用語も混ざっていますが、辞書として持っておくには最適です。
リンクが機能していない事もあるため、下記URLからも飛べます。
https://amzn.to/45OSSyo

📉 まとめ

WEB広告の用語は、暗記テストのために覚えるものではありません。 「クライアントや社内メンバーと共通言語で話すため」に覚えるものです。

まずは今回紹介した用語だけで十分です。 これらを理解できれば私の他ブログもすんなり入ってくると思います。また、実際の仕事現場でも最低限のラインにはなっていると自信を持って伝えられます。

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